スーパーマンとキリスト

スーパーマンとキリスト

(※これは2016年にmixiで書いた記事の採録です。)


まずは、このface bookの記事をごらんください。(www.facebook.com/photo.php?fbid=722531..
要は「スーパーマンとミトラス神の共通点を発見したぜ!!」といった内容。

では実際にどれだけ神的要素があるのか?

・出生
まずスーパーマンは惑星クリプトンから地球に亡命してきた異星人である。
旧約聖書の『出エジプト記』のモーゼがナイル川に流され、エジプト王家に拾われるエピソード。それと幾度と無く滅亡してしまうユダヤ系王国(スーパーマンではケント夫妻)が下地になっていると思われる。

・名前
そして、スーパーマンの本名『カル=エル』、エルという言葉はセム語派で「神」と言う意味。スーパーマンのパワーの源は「黄色い太陽」である、これは太陽神を象徴するものであり。
夕日など西に沈む太陽の色である「赤い太陽」の光を浴びるとスーパーマンのスーパーパワーは失われてしまう。

・スーパーマンは蘇る
スーパーマンは90年代に一度死んでしまう。コミックブーム停滞期に起きたカンフル剤の様なショッキングなイベントだ。その後、彼の葬式が行われたが死体が消失してしまう。そしてスーパーマンの後継者として登場した4人の謎のスーパーマン。



では、何故こんなに似ているのかと言うと原作者の出自に関係している。
原作者と作画に関係があります。原作:ジェリー・シーゲルと作画:ジョー・シャスターは東欧系のユダヤ移民である。1920年代の好況に入ってきたユダヤ人が1930年代の大不況でユダヤ人重労働者は失業してしまう。そんな環境で子供時代に過ごした第二世代がアメリカンコミック業界に進出してくるのだ。二人は五大工業都市の一つ「クリープランド」の「グレンヴィル高校」で知り合う。
そして一旗あげるためにニューヨークで1938年に「アクションコミックス#1」を発行して大ブームを巻き起こしたのである。

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