ヌマワニという可能性

ヌマワニという可能性



ヌマワニ(英名Mugger
Mugger crocodile)のマガー(Mugger)は日本語では「強盗」、ヌマワニが生息するインドヒンドゥー語ではマガール(मगर)という。

さらにサンスクリット語ではマカラ(Makara
मकर)になる。


マカラとは古代インドに登場する、ヴァルナが乗る怪物であり、愛神カーマの「旗標」でもあった。

そのことからカーマのシンボルとしてマカラは門や装身具の装飾に用いられた。



マカラの出立ちは象やワニのような鼻をもちとぐろを巻く魚のような尾をもっている。

更にマカラの原形と言われるスクル・マーシュはメソポタミア神話の神、エンキを象徴する動物であり黄道十二宮の磨羯宮(12星座のやぎ座)となる。

さらにペルセウスがアンドロメダを助けるために退治した事で有名なクジラ化け物で夜空に輝くくじら座のケートスはマカラに影響を受けてると言われる。

ヌマワニひとつでヤギ、クジラ、ゾウなどの多様な動物に紐付けできる「飲み屋でうんちく語り」向けのワニではないだろうか?

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