独楽の歴史についてのメモ③

独楽の歴史についてのメモ③



前回の博多独楽による曲独楽は初太郎という少年が京都の小屋で博多曲独楽を演じて評判になったのが始まりと言われています。
その後、江戸に伝わり享保年間に一大ブームがおこります。しかし、風紀的によろしくないと幕府が判断し禁止令が数回出されたことで下火になりました。




その後、天保年間に鉄胴独楽が子供たちの間で流行る。ここから1対1の競い合うベーゴマ遊びの原型が誕生した。
それまでは貝を鞭でたたいて回す無性独楽が子供たちの遊びスタイルだったのだ。

※鉄胴独楽とは、胴の周りに鉄のタガをつけて軸芯が鉄の独楽。


関西地方ではその独楽となるバイガイに粘土や砂、鉛などを流し、頭を蝋で閉じたバイ独楽が盛んになり
桶にムシロを張った土俵内で競い合わせ独楽をはじき飛ばした方が勝ちというゲーム「貝廻し」が登場した。




近代日本のベーゴマ
金属製のベーゴマは明治40年ごろに登場して真鍮製のベーゴマでした。(その後金属製になる)
ベーゴマは駄菓子屋ブームと共に流行していく、第一回駄菓子屋ブームは大正末~昭和10年、第二次ブームは昭和20~30年である。


戦時中になると金属類回収令によって姿を消すが「セトモノ」、「ガラス」性のベーゴマが登場する。
戦後の復興によりベーゴマブームが再来した。


平成・令和
昭和レトロブームや有志の振興活動によりベーゴマ文化は根絶せずに今も残っている。

1999年7月、玩具メーカー「タカラ」が伝統玩具のリバイバル商品「ビーダマン」、「オハジキマン」、「メダルマン」などのつながりから
「ベイブレード」を発売。『月刊コロコロコミック』や2001年アニメ『爆転シュート ベイブレード』によってまたたくまにブームとなる。

2003年にアニメが終了するとブームも終焉をする。2008年、新シリーズ『メタルファイト ベイブレード』として新シリーズを発売しまたたくまに再ブームをおこした。
2013年に公式イベント終了とともに玩具展開を終了する。

しかし、2015年『ベイブレードバースト』の商品化を発表により再燃する。


独楽の歴史は今もまわり続ている…

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