２０２３年３月２６日開催のマザー・テラサワ定例読書会の模様を配信致します。
課題図書はマイケル・ウォルツァー『正しい戦争と不正な戦争』です。ウクライナ戦争が継続している状況下、戦争についての深い認識が今一度求められていると考えます。戦争が人を殺める事に関わる以上、それが起こらないことが理想なのは言うまでもありません。同時に戦争に関わった存在全て悪とする、あるいは起こった事例を検証せず戦争を正当化することも間違っているとも考えます。
著者ウォルツァーは戦争におおて倫理を確定させることの困難さを認識しつつもそれを行おうと試みます。この本での議論は戦争の危機が高まる中で、2023年の日本社会ではよりアクチャルな感覚でもって受け入れられると思われます。
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