「夜明けの幽霊探偵団 ー 罪人の記憶 ー」 2025/02/21 09:57 Facebookでシェア URLをコピー 報告 「夜明けの幽霊探偵団 ー 罪人の記憶 ー」(三浦視点ストーリー)第9章:忘れ去られた秘密私の名前は三浦信二(みうら しんじ)。この町の小学校で教師をしている。……いや、していた。10年前、私はあることを隠すために、一人の少女を**「消した」**。それは決して望んでやったことではない。だが、私は彼女を「守るため」に、そうするしかなかった。そのはずだった――。すべての始まりは10年前。私はまだ若手の教師だった。ある日、私はある「汚職」に関わる書類を目にしてしまった。学校の運営費が不正に使われている証拠――それは、ある上層部の人間の仕業だった。私は見て見ぬふりをすることにした。だが、ある少女――透花が、それを偶然知ってしまったのだ。透花はとても聡明な子だった。「これ、おかしいですよね? 先生!」幼いながらに、彼女は不正の違和感に気づき、私に相談してきた。正直、その時は焦った。だが、私は笑顔で言った。「透花、そのことは、あまり気にしない方がいいよ。」子供の好奇心をなだめるのは簡単なはずだった。でも――彼女は諦めなかった。「このままにしておくのはダメだと思う!」私は、その時点で気づくべきだった。透花は、消されるべき「真実」に近づきすぎていた。