「夜明けの幽霊探偵団 ー 罪人の記憶 ー」

「夜明けの幽霊探偵団 ー 罪人の記憶 ー」
(三浦視点ストーリー)第9章:忘れ去られた秘密

私の名前は三浦信二(みうら しんじ)。
この町の小学校で教師をしている。

……いや、していた。

10年前、私はあることを隠すために、一人の少女を**「消した」**。
それは決して望んでやったことではない。
だが、私は彼女を「守るため」に、そうするしかなかった。

そのはずだった――。




すべての始まりは10年前。
私はまだ若手の教師だった。

ある日、私はある「汚職」に関わる書類を目にしてしまった。
学校の運営費が不正に使われている証拠――それは、ある上層部の人間の仕業だった。

私は見て見ぬふりをすることにした。
だが、ある少女――透花が、それを偶然知ってしまったのだ。

透花はとても聡明な子だった。
「これ、おかしいですよね? 先生!」
幼いながらに、彼女は不正の違和感に気づき、私に相談してきた。

正直、その時は焦った。
だが、私は笑顔で言った。
「透花、そのことは、あまり気にしない方がいいよ。」

子供の好奇心をなだめるのは簡単なはずだった。
でも――彼女は諦めなかった。

「このままにしておくのはダメだと思う!」

私は、その時点で気づくべきだった。
透花は、消されるべき「真実」に近づきすぎていた。

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