「夜明けの幽霊探偵団」第6章:裏切り 2025/02/19 01:03 Facebookでシェア URLをコピー 報告 「夜明けの幽霊探偵団」第6章:裏切り(透花視点ストーリー)透花は廃屋の奥で、偶然ある人物の秘密を知ってしまった。それは、大人が隠そうとしていたもの。(……こんなこと、許されないよ!)透花は、信頼できる誰かに相談しようと思った。そして、翌日、ある人物にそのことを打ち明けた。「ねえ、私、昨日廃屋で見つけたの……。」だけど、その人の表情が凍りついたのを、透花は見逃さなかった。(……おかしい。)「透花……そのことは、誰かに話した?」「え?」次の瞬間、透花は背筋が冷たくなった。この人は、私を止めようとしている。「……大丈夫、大丈夫。私は何も知らないから!」透花はそう言って、その場を逃げ出した。「……やっぱり、柚月に話さなきゃ。」透花は焦っていた。誰にも話さないつもりだったけど、柚月なら大丈夫。きっと、力になってくれる。でも、柚月に話す前に、もう一度廃屋へ行って、証拠を確かめようと思った。それが、最後の間違いだった。