「夜明けの幽霊探偵団」第5章:柚月と過ごした日々

「夜明けの幽霊探偵団」第5章:柚月と過ごした日々
(透花視点ストーリー)




「柚月ー! 早く行こうよ!」

透花は幼い頃から、柚月と一緒にいるのが大好きだった。
二人で秘密の探偵団を作り、町の謎を解いてまわる毎日は、本当に楽しかった。

透花は、柚月よりも少しおっちょこちょいで、よくドジを踏んだ。
でも、柚月がいつも助けてくれた。
「しょうがないなあ、透花は。」
「えへへ、ごめん!」
そんなやりとりが、ずっと続くと思っていた。

でも、ある日。
町のはずれの廃屋で見つけたあのノートが、すべてを変えた。

「……この字、見覚えがある気がする。」

廃屋の壁に彫られた奇妙な文字。
ノートに書かれた「探さないで」の言葉。

何かが引っかかった。
まるで、何かを思い出せそうな感覚。

「ねえ、柚月。もうちょっと調べてみない?」
「うーん、危ない気がするけど……。」
「大丈夫! ちょっとだけ!」

そう言ったものの、その夜、透花はどうしても我慢できずに、一人で廃屋に行った。

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