石川ひとみ① 昭和B級アイドル列伝 24

石川ひとみ① 昭和B級アイドル列伝 24

ひとみさんが小さい頃から勝手に知っています。w
何故なら彼女は愛知県出身ですが、子供の頃に彼女が地元番組の『どんぐり音楽会』に出場して優勝したのを覚えているからです。
めちゃくちゃ可愛くて歌の上手いひとみさんの印象は強烈でした。
当時、『どんぐり音楽会』と『天才クイズ』は東海地区の子は必ず観ていた番組です。
ひとみさんが高校を卒業して歌手デビューした時は、名古屋出身と知って、絶対にどんぐり音楽会に出てたあの子だと確信しました。
あのときの子が売れないわけがないと思って大注目したのですが、結果は意外と低空飛行でした。
やはり立ち位置的に厳しいものがあったようです。
まずひとみさんの1つ年上には百恵、淳子がいました。彼女らは中学時代からデビューして不動の人気を確立しています。
ひとみさんより1つ下の石野真子はひとみさんより半年前にデビューして人気が急上昇中。
ひとみさんと同じ年の郁恵は前年デビューしてこれも人気が安定。そんな中に割って入らないといけないわけです。
デビュー曲の『右むけ右』は駄作で、やっぱり不発に終わったひとみさんですが、2曲目は名曲でした。これです。
「くるみ割り人形」
www.youtube.com/watch?v=GyE3lS_O7cU
これはオリジナルバージョンと違って、一五一会というギターと琵琶の中間のような特殊な楽器で演奏しているバージョンですが、今聴いてもやはり名曲です。
しかし結果は不発でした…。
そこからひとみさんの低空飛行は始まります。
出す曲出す曲ぜんぜん売れずの繰り返しでした。楽曲もクソでした。
しかし翌年、NHKの『プリンプリン物語』の主題歌を歌った事をきっかけに上昇気配を見せてきました。そこで満を持して送り込んだのが吉田拓郎作曲のこれです。
それまで拓郎先生は前々年はキャンディーズ、前年は石野真子を大ヒットさせており、ようやく不遇の石川ひとみにも初のヒット曲がキター!…かな?って感じでした。しかし結果は…。
「ハート通信」
www.youtube.com/watch?v=XRJfYLUO9Ew
不発でした。
そこからのひとみさんは約2年間、低空飛行を続けました。 (つづく)
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