正式には、metta bhavana(メッタバーワナー)というらしいです。日本語名は便宜だと思います。
メッタは、友情、優しさ、仲良くという気持ち。若い頃、友人のためにと頑張った、あの充実感、そのように解説されてます。
そういう気持ちを、意図的に育てる(バーワナー:発達させる育てる等の意味)方法です。
心が喜ぶので、独りで幸福感が湧いてきます。心の力です。そして、怒りや苛立ちや、イライラとか、もう全然違う世界になってきます。
仏教だと、存在世界を三界といって、欲界、色界、無色界にわけますが、この慈悲の気持ちは、欲界のはどうと違うのです。私が好む、欲しい、こうしたい、が、まずあってから、それに合わないと、苛立つ、いかる、気分が悪い、攻撃したくなる、粗を探したくなる、出し抜きたくなる、というような「欲」の世界を、人間でいながら一時離れるので、欲の充足とは違う喜びが生まれる、という話しになっています。なんか、天国みたいだなあ、という感じに。その行為が生前重なると、まさに、欲界輪廻(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、欲界の"天")から離れて、あまり物質に依存しない生命である、優しさを栄養に生きる"梵天"("ブラフマー"、色界、無色界のこと)に天生するといわれています。生きながらでも、私はかけらを感じることができたかもしれません。現世利益的に敢えていえば、かなり高徳なので、いいことが必ずあると私は思います。
少しでもお試しください。
メッタ(慈)
幸せであれ 友情、仲良く、楽しく
カルナー(悲)
あなたの苦しみよなくなれ 共感的、抜苦
ムディター(喜)
あなたの喜びが私も同じように嬉しい~ 他の幸せを心から喜ぶこと (反対は嫉妬)
ウペッカー(捨)
誰の肩も持たず、平等に見守る静かな優しさ
この四つの気持ちは、無限に育ち、自分が幸福になりますよという話です。四無量心といいます。
ほか、気づいて、ささっとしぼめたほうがいい心の成分を挙げてみます。問答無用にやめると、豊かな気持ちになります。
それらを不善心といいます。以下のリンクに詳しいです。j-